はめあい公差 検索ツール【H7/g6/js6など】許容差とすきま・しめしろを自動計算

JIS B 0401-2(ISO 286-2)の常用サイズ公差表に基づく値です(基準寸法1〜250mm)。すきま(+)/しめしろ(−)は穴と軸を両方選ぶと表示されます。

目次

使い方

基準寸法(φ)と公差域クラス(H7、g6など)を選ぶと、寸法許容差(上・下)、最大・最小寸法、穴と軸の組み合わせではすきま・しめしろの範囲まで自動計算します。図面の公差記入、ゲージ・治具の設計、ベアリングやノックピンのはめあい確認にどうぞ。

よく使うはめあいの選び方

組み合わせ種類用途の例
H7 / g6すきまばめスライドさせたい嵌合、位置決めしつつ着脱する部品
H7 / h6すきまばめ(最小0)手ではめられる位置決め、締結と併用する一般嵌合
H7 / js6・k6中間ばめノックピン、軽圧入の位置決め、ベアリング内輪(回転荷重)
H7 / m6・n6中間〜しまりプレスで組む位置決めピン、再分解が少ない嵌合
H7 / p6しまりばめ圧入固定、ブシュの固定
H8 / f7・e7すきまばめ(大)回転軸と滑り軸受、潤滑隙間が必要な箇所

公差記号の読み方

「φ20H7」は、基準寸法20mmの穴で、公差域クラスH・等級7という意味です。大文字=穴、小文字=軸。アルファベットは公差域の位置、数字は公差の大きさ(IT等級、小さいほど高精度)を表します。Hは「下の許容差が0の穴」、hは「上の許容差が0の軸」で、最も広く使われます。

よくある質問

φ20H7の公差は?

+0.021/0(20.000〜20.021mm)です。リーマ穴の代表的な指定です。

ノックピン用の穴は何にする?

平行ピン(m6)を圧入する側はH7、位置決めで抜き差しする側はすきまが最小のH7またはスライドさせるならG7相当が一般的です。社内図面の慣例があればそちらを優先してください。

250mmを超える寸法や、表にない公差域(r6など)は?

本ツールは常用範囲(1〜250mm・主要公差域)に絞っています。範囲外はJIS B 0401-2の公差表を直接参照してください。

※JIS B 0401-2(ISO 286-2)常用サイズ公差表に基づきます。重要部品への適用時は必ず規格表原本で確認してください。

はめあいの選び方に迷ったら

はめあいは大きく「すきまばめ」「中間ばめ」「しまりばめ」の3つに分けられます。すきまばめは軸が穴より小さく、はめ込み・分解や回転・摺動を伴う部位に向きます。中間ばめはすきまとしめしろのどちらも生じうる位置決め用途、しまりばめは軸が穴より大きく、圧入して固定したい部位に使います。迷ったときは「動かすのか、固定するのか」をまず決めると選びやすくなります。

H7/g6・H7/js6といった記号ごとの具体的な使い分けははめあい公差の使い分けで、しめしろの決め方や焼きばめ・冷やしばめは圧入(しまりばめ)の基礎で詳しく解説しています。

公差の関連知識

はめあい公差は寸法公差の一種ですが、実際の設計では図面全体の公差指示とあわせて考える必要があります。図面に個別の公差記入がない寸法へ適用される普通公差(一般公差)や、形状・姿勢・位置を規制する幾何公差を押さえておくと、はめあいだけでは表せない精度も指示できるようになります。

参考になる書籍

(PR)公差やはめあいをより体系的に学びたい方には、製図の要点をまとめた便覧が手元にあると調べものが早くなります。以下は参考になる一冊です。

この記事を書いた人

和田 慎(わだ しん)。機械設計歴8年。個人事業主として、主に自動車業界向けの専用機(専用装置)の設計を手がけています。現場で実際に使う計算や図面の知識を、新人の頃につまずいた経験をふまえて、できるだけわかりやすくまとめています。記事の数値や規格は目安であり、実際の設計・加工はJIS規格・メーカー資料・社内基準をご確認ください。

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