ボルト強度計算ツール【強度区分8.8/10.9/12.9】許容荷重・締付トルク早見表

有効断面積 As mm²
引張破断荷重(引張強さ×As) kN
降伏点荷重(耐力×As) kN
許容引張荷重(降伏÷安全率) kN
せん断破断荷重の目安(0.6×引張強さ×As) kN
標準締付軸力(0.7×耐力×As) kN
標準締付トルク T=K×d×F N·m

※せん断はねじ部で受ける前提の概算(せん断強さ≒0.6×引張強さ)。せん断面が円筒部(軸部)ならAsの代わりに軸断面積を使ってください。トルク係数Kは表面状態で0.15〜0.25程度変動します(油潤滑で約0.15、無潤滑めっきで約0.2)。

目次

締付トルク早見表(N·m)

トルク係数K=0.2(無潤滑・めっきボルトの代表値)、締付軸力=耐力の70%とした標準的な締付トルクです。

サイズ8.810.912.9

※油を塗ると同じトルクでも軸力が上がりすぎ、ボルトが降伏することがあります(K≒0.15になるため)。潤滑条件が変わる場合は上のツールでKを変えて再計算してください。

強度区分の意味

「8.8」のような強度区分は、整数部×100 = 引張強さ(MPa)小数部×整数部×10 = 耐力(MPa)を表します。例えば8.8なら引張強さ800MPa、耐力640MPa(800×0.8)です。

強度区分引張強さ (MPa)耐力 (MPa)主な用途
4.6 / 4.8400240 / 320一般ボルト(生地・ユニクロ)
8.8800640高強度六角ボルト
10.91000900高強度・摩擦接合
12.912001080六角穴付きボルト(キャップスクリュー)

計算の考え方と注意点

  • 有効断面積 As: ねじ部の強度計算に使う断面積(JIS B 1082)。呼び径の断面積より2〜3割小さい値です
  • 安全率: 静荷重で3、繰返し荷重で5〜8、衝撃荷重で10以上が古くからの目安です(用途・規格によります)
  • せん断で使う場合: ボルトは本来せん断で使う部品ではありません。位置決めはノックピン、せん断荷重は摩擦力または専用のリーマボルトで受けるのが原則です
  • 締付トルクの精度: トルク法での軸力バラつきは±20〜30%程度あります。重要締結には塑性域締付けや軸力管理を検討してください

※本ツールは設計検討の目安です。重要保安部品・法規対象品は該当規格(JIS B 1051等)と社内基準で確認してください。

目次